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プロフィル
辛坊 治郎氏
1980年早稲田大学法学部卒業。読売テレビ放送でアナウンサー、報道局情報番組部長、解説委員長を経て2010年から現職。大阪綜合研究所代表を務める傍ら、キャスター、ニュース解説を担当する。
浜岡 隆文氏
東京医科大学大学院医学研究科修了。1996年第1回ヨーロッパスポーツ科学学会若手研究者賞などを受賞。新たなテーマとして、脱水時にナットウキナーゼが凝固線溶系に与える効果について研究を行っている。
中井 美穂氏
ロサンゼルス生まれ。1987~95年フジテレビアナウンサー。「世界陸上」(TBS)のメインキャスターを務めるほか、映画・演劇のコラム、イベントの司会、クラシックコンサートのナビゲーター、朗読など幅広く活躍中。
桧山 進次郎氏
1991年阪神タイガース入団。2003年に4番に抜擢(ばってき)され、18年ぶりのリーグ優勝に導くとともに日本シリーズでも優秀選手賞を受賞。以降、「代打の神様」とも称され13年に引退。現在はスポーツコメンテーターとして活躍中。
辛坊 寒さで血管が詰まりやすくなる冬は特に注意が必要ですね?
浜岡 急に寒いところに出ると血管が収縮して血栓症を発症しやすくなります。食事や運動、禁煙、節酒など日ごろから予防に努めていただきたいです。
辛坊 桧山さんは現役時代、どのようなトレーニングをされていましたか?
桧山 シーズン中は週に2回、下半身をメインにトレーニングをしていました。ストレスもありましたが、「失敗したら次に生かそう」と心がけたり、けがをして試合に出られない時はその間の有効な時間の使い方を考えるなど、物事をポジティブにとらえていました。
中井 私の夫(野球解説者の古田敦也氏)も2年間の選手兼監督時代は相当ストレスを感じていたようです。
浜岡 ストレスが高くなると脳からアドレナリンが放出されて体が緊張状態になります。その結果、血管が収縮して血栓ができやすくなったり、血液が濃縮されてドロドロになります。
辛坊 血圧と血栓症も関係があるのでしょうか?
浜岡 血圧が高いと動脈硬化になりやすく、進行すると血栓症や脳出血のリスクが高くなります。
辛坊 隠れ脳梗塞も気になります。
浜岡 ちょっとしたきっかけで発症する可能性のある隠れ脳梗塞は40歳代で4人に1人、50歳代で3人に1人、60歳代では2人に1人が持っているというデータがありますので気を付けてほしいです。
桧山 私も50歳になったので気を付けます。引退してからは運動量が減ったので体を動かす趣味として、フルマラソン出場やスノーボードを楽しんでいます。人間ドックも昨年初めて受けました。
浜岡 生活習慣病の発見のためにも1年に1回の人間ドックはぜひ受けていただきたいです。症状によっては脳ドックを受けられるのをお勧めします。
中井 私は仕事柄、食事時間が遅かったり、運動もあまりしないので、意識して自分の健康管理に努めたいです。
辛坊 本日はパネリストの方々や来場の皆様に血管年齢測定を受けていただきましたが、中井さんはどのような結果でしたか?
中井 実年齢より2歳若い52歳という結果でしたが、家族や親戚に心筋梗塞の経験者が多いので気を付けたいです。
高岡 冬のこの時期、血液がドロドロになって脚のむくみを感じる人が多いです。症状がひどくなるとエコノミークラス症候群を発症することもありますので、当協会が考案した「血栓予防サラサラ体操」を声を出しながらやっていただきたいです。
辛坊 浜岡先生が基調講演でナットウキナーゼに触れられましたが、桧山さんはご存じでしたか?
桧山 聞いたことはありますが詳しくは知らないです。納豆は食べますがどのように違うのでしょうか?
浜岡 納豆は栄養価の高い食品ですが、血液を凝固させる作用のあるビタミンK2を含んでいます。ナットウキナーゼのサプリメントはそれを除去していますので血栓予防には効率が良い。
中井 私はこのシンポジウムで勉強したことを機にナットウキナーゼのサプリメントを飲んでいますが、においを感じず、飲みやすいです。飲み始めてから腸の調子が良いような気がします。
高岡 脳の機能が改善すると腸の調子も良くなる「脳腸相関」が関係しているのかもしれませんね。
辛坊 最近はナットウキナーゼをうたった商品がドラッグストアやネット通販などで多く出回っているようですが。
高岡 品質の良くない海外産の模倣品も見かけます。ナットウキナーゼ活性を1日当たり2000FU(※)含んでおり、安全性を確認した正規品には当協会が認定した証しである「JNKAマーク」が表示されていますので、購入の際はご注意ください。このマークがついているサプリメントは「ビタミンK2を含有しないナットウキナーゼ食品」として認定された特許成分を使って作られているので安心です。機能性表示を取得した商品もあります。1日当たり100円くらいですから、続けやすい健康習慣だと思います。
浜岡 脳梗塞になった場合、手術や入院など経済的負担も大きいですからね。摂取のタイミングとしては、就寝中に血栓ができやすいことから夕食後が効果的です。血栓症は予防が大切です。ナットウキナーゼも有効な選択肢の一つとして考えていただければ。
桧山 健康だからこそ趣味も楽しめます。日ごろから健康を意識して明るい人生を送ることができるように、皆さん頑張っていきましょう。
辛坊 この10年間で何度か大病を患い、健康のありがたさを実感しました。人生100年時代、今日のシンポジウムで得た知識を生活に生かして、健康で幸せな毎日を過ごしていきたいですね。
※血栓の主成分であるフィブリンの分解力を表す単位