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パネルディスカッション

 プロフィル 

辛坊  治
 1980年早稲田大学法学部卒業。読売テレビ放送アナウンサー、報道局情報番組部長、解説委員長を経て2010年から現職。ニューヨーク・ペース大学客員研究員として米国で活躍した経験を持つ。「ウェークアップ!ぷらす」(読売テレビ系)のキャスターなどを務める。近著に「ニュースの嘘を見抜け」(KADOKAWA)。


浜岡  隆文
 東京医科大学大学院医学研究科修了。環境や身体活動度の違いによる筋代謝の適応について研究、各種サプリメントの効果検証も行う。新たな研究テーマは「脱水時にナットウキナーゼが凝固線溶系に与える効果」。1996年第1回ヨーロッパスポーツ科学学会若手研究者賞などを受賞。


中井  美穂
 ロサンゼルス生まれ。1987~95年、フジテレビアナウンサー。「世界陸上」(TBS)メインキャスターを務め、「TAKARAZUKA CAFE BREAK」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演中。演劇コラムの執筆やクラシックコンサートのナビゲーター・朗読などを行い、2013年から読売演劇大賞選考委員。


八木沼  純子
 元フィギュアスケート選手。14歳の若さで初のシニア国際大会となるカルガリー五輪に出場。プロスケーターの後、現在はプリンスアイスワールド広報大使の傍らスポーツキャスターとしても活動。フィギュア解説の筆頭格としてジャパンコンソーシアムの解説なども務めている。

血管が収縮する冬は、ヒートショックにも要注意

辛坊 血栓症経験者のトークコーナーでは、基本的な知識があるかないかで運命が分かれるのだとつくづく感じました。今日は正しい知識を学びつつ、その一方でそうした知識を必要としない健康体でいるにはどうしたら良いのか、血栓症の予防法についても考えていきたいと思います。

浜岡 寒さで血管が収縮する冬は、ヒートショックなどの温度差によって血管や心臓に負担がかかりやすい季節です。正しい知識を持って、ぜひ気を付けていただきたいですね。

八木沼 私は年中アイスリンクの上にいますけど、今の時期はさらに冷えるんです。それで、普段から首、手首、足首といった「首」を温めるようにしたり、一日の終わりに必ずぬるま湯に浸かったりしています。

浜岡 末梢(まっしょう)部分はどうしても血液の循環が悪くなるので、「首」部分を冷やさないことはとても大切ですね。また、体が冷えると交感神経が高まって血管が収縮するので、交感神経をリラックスさせる意味でも体を温めるというのは非常に良いと思います。

中井 私は運動が苦手なうえにコレステロール値が高いのですが、気を付けていることといえば、食事の時に「本当に食べたいか」と自分に問いかけて食べ過ぎないようにしているくらい。でも、父が70代前半で脳梗塞を患ったこともあり、危機感は常に持っています。

八木沼 私の父も50代の時に心筋梗塞で倒れました。電話で連絡があり、母親が仕事場まで迎えに行きました。いったん症状が治まったので、本人は「もう大丈夫だ」と言ったのですが、母が半ば強制的に病院に連れて行ったことで助かりました。

辛坊 実は私の父も62歳で心筋梗塞になり、さらに兄と従兄(いとこ)もほぼ同じ年頃に心臓血管の病気になっているんです。これは遺伝的要素があるんじゃないかと思っているんですが……。

浜岡 1親等であるご両親が若くして心筋梗塞を経験されているなら、リスクは高いといえます。ですが、それは男性が55歳未満、女性が65歳未満で発症した場合。したがって、辛坊さんの場合は、遺伝的要素よりも同じ生活習慣を送っていることが大きいでしょうね。

辛坊 同じものを食べて同じような習慣があると。確かに私の家族は全員運動が嫌いです。(笑)

前兆を見逃さず、普段から予防に努めよう

浜岡 健康への意識が高くても、動脈硬化は症状が出ずに進みますから、油断は禁物です。脳梗塞の場合は、手がしびれる、ろれつが回らない、頭痛がするといった前兆を見逃さないこと。心筋梗塞の場合は、直接的に胸が痛むほかに、放散痛といって指先や首、背中、場合によっては胃など、違う場所が痛むことがあります。

辛坊 心臓が痛くなるとは限らないんですね。となると、日頃から自分の健康状態を知っておくことも大切です。今日は、会場ロビーに血管年齢の測定器を設置したのですが、中井さん、八木沼さんは計測されていかがでしたか。

中井 私は実年齢とまったく同じ52歳でした。

八木沼 私は今44歳ですが、37歳と出ました。

辛坊 測定器はどういう仕組みなんでしょう。

浜岡 脈波を測っています。たとえば柔らかいホースと硬い水道管では、叩(たた)いた時の音の伝播(でんぱ)速度が異なりますよね。硬い水道管のほうが速く伝わる。血管は柔らかいほうがいいので、ゆっくり伝わるほうが良いということです。

辛坊 一度硬くなった血管を柔らかくする方法はあるんでしょうか。

浜岡 それはなかなか難しいですね。

辛坊 では、硬くならないようにするには?

浜岡 やはり生活習慣の改善です。十分な運動、栄養、休養をとり、お酒は適度に、たばこは厳禁で。お肉は、赤く脂肪分の多い牛肉より白い鶏肉がおすすめです。ただ、ストレスは血液を濃くしてしまうので、無理をしてストレスをためこむのもよくありません。

辛坊 今、会場のお客様の中には長時間座っていて、脚がむくんでいるという方もいらっしゃると思います。

高岡 むくみは、デスクワークや長時間フライトでよく起こります。じっとしていると、体内の活性が落ちてしまうので、血流が悪くなるのです。当協会では、「血栓予防体操」というのを考案し、ホームページで紹介しています。座ったままできる体操もありますので、ぜひ試してください。

辛坊 実際にやってみると、なかなか気持ちがいいですね。

八木沼 私は普段、トレーニングのためにストレッチをしていますが、血管のためにも体を柔らかくしておいたほうがいいのでしょうか。

浜岡 体の柔らかさというより、ストレッチが血管に良い作用を及ぼすとはいえます。私どもではそうした研究も行っていて、ストレッチにより血管に軽い負荷がかかり、血管が拡張しやすいというデータ結果が出ています。

血管の健康に有効なナットウキナーゼとは?

辛坊 血管そのものを柔らかくすることは難しいということなので、血栓予防に有効だというナットウキナーゼについても教えていただけますか。

浜岡 ナットウキナーゼは、納豆のネバネバとした成分に含まれるたんぱく質分解酵素で、血栓の原因となるフィブリンに対して特異的に働きかけてくれる物質です。血栓が溶けていく様子をVTRでご覧ください。

高岡 これは当協会で制作した実験VTRです。人工的に作ったフィブリンをシャーレに入れて、ナットウキナーゼを1滴たらすと、時間を追うごとに中心からどんどん穴が広がり、溶けていく様子がわかります。

辛坊 素晴らしいですね。でも、逆に出血しやすくなるということではないのでしょうか。

浜岡 確かに溶解機能が亢進(こうしん)すると、出血傾向になりますが、ナットウキナーゼの場合は、すべて正常値の範囲内で作用するので、問題ありません。

八木沼 私は納豆が大好きで、よく食べていますが、納豆とナットウキナーゼは違うのですか。

高岡 はい。納豆も健康に良い食品ですが、納豆には血液を凝固させるビタミンK₂という成分も含まれているため、血栓を溶かすという点ではナットウキナーゼのほうがおすすめです。

辛坊 血液をサラサラにする成分だけを取り出したサプリメントのほうが効果的ということですね。ナットウキナーゼは、どこで購入できますか。

高岡 ドラッグストアで買えます。私どもが推奨している1日の摂取量は2000FU(フィブリンの分解力を表す単位)です。

中井 「JNKAマーク」が入っている商品を選ぶことも大切ですよね。

高岡 最近は模倣品も出回っているため、当協会では一定の品質基準や安全基準を満たした商品に「JNKAマーク」の認定を行っています。ですので、有効性や安全性がきちんと認められた「JNKAマーク」のある商品を選んでいただければと思います。

中井 脳梗塞になる前に、父にナットウキナーゼを教えたかった!自分の体に対して責任を持って、きちんと向き合うことも大切ですが、身近にいる家族や友人の様子も普段から気にかけて、何かおかしいなと思ったらアドバイスしてあげられるといいですよね。

八木沼 今日は、血管の健康について本当に勉強になりました。無理のない範囲で健康づくりに励みたいと思います。

高岡 今のような寒い時期は、血管が縮むことで血圧が上昇して血栓症になるケースがあります。最近、ナットウキナーゼには血圧を下げる効果もあると研究論文で発表されました。ナットウキナーゼが皆様の健康のお役に立てばと願っています。

浜岡 人はちょっと痛い目に遭わないと、健康的な習慣を身に付けようとは思わないものです。なので、このシンポジウムでちょっと痛い目に遭ったなと思って、生活習慣を見直し、ぜひご自身に合った健康法を見つけていただきたいと思います。

辛坊 今日は血栓症のこと、ナットウキナーゼのこと、多くのことを学ぶことができました。ありがとうございました。

http://www.j-nattokinase.org/
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