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 暑さで体が脱水状態になりやすい夏。血液がドロドロになって自覚症状のないまま脳梗塞を発症する率が高くなる季節でもあります。血液中にできた血栓が血管をつまらせることによって起こる心筋梗塞や脳梗塞などの血栓症予防の大切さを知るシンポジウムが6月12日、オリックス劇場(大阪市西区)で開催されました。その模様をご紹介します。

共催 日本ナットウキナーゼ協会 読売新聞社広告局

「JNKA マークをナットウキナーゼ選びの目印に」

 当協会は2003年に日本の伝統的発酵食品である納豆の主成分であるナットウキナーゼをはじめ、ビタミンK2、納豆菌の3種類それぞれの素材メーカーと、これらを配合した機能性食品の関連会社によって設立されました。加盟会員数は国内外で89社に上り、年々増え続けています。
 私たちの目的は機能性物質の正確な情報や優れた効能・安全性を消費者の皆様にお伝えすることです。同時に関連製品の市場普及活動や、各研究機関における正しい試験情報を集めて、加盟会員の事業発展に取り組んでいます。
 一方、製品市場が拡大すればするほど粗悪な模倣品も増えているのが現状。これを受けて当協会では非常に厳格な規格基準であるJNKAマークを制定しました。適合品のみに表示を認めており、消費者の皆様に安心して購入していただけるように努めているところです。本日のシンポジウムで人生のリスクである血栓症について学ばれた知識をぜひ、健康習慣に生かしていただきたいと願っています。

 

基調講演

夏場は脳梗塞発症のリスクが1年で最も高くなる

 血栓症とは血管内に血栓が形成され、動脈硬化が進行して血管が狭くなっているところにつまってしまう病態です。起こる場所によって脳梗塞・心筋梗塞・肺塞栓症・深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)などと呼ばれます。中高年以上の病気と思われがちな血栓症ですが、実は35歳以上で発症者数が増大しており、30歳代からの予防が大切です。
 血栓症の中でも脳梗塞の発生件数は夏場が最も多いです。脳梗塞には脳の深いところで小さな血管が閉塞するラクナ梗塞、脳表面近くで太い血管が閉塞するアテローム血栓性脳梗塞、心臓や頸部(けいぶ)の血管にできた血栓がはがれて脳に運ばれて表面の太い血管を閉塞させ、その範囲も大きい心原性脳塞栓症の三つのタイプがあります。
 脳梗塞には前触れがあり、3割は5年以内に脳梗塞を起こすといわれています。症状としては「ふらふらしてまっすぐ歩けない・つまずく」「転ぶ・手足がしびれる」「物を落とす・手足から力が抜ける」「言葉が出ない(ろれつが回らない)・理解できない」「物が二重に見える・視野が狭くなる」「めまいがする」などで、これらの症状を繰り返したり、長引いたりする場合は早めに医療機関を受診してください。

生活習慣の改善とナットウキナーゼの活用で血栓症予防を

 現在、日本人の死因の約4分の1は血栓症です。発症後は長期の入院や重度の介護が必要となる可能性も高いのが特徴です。
 血栓症の発症には生活習慣病が深く関係しており、動脈硬化が進行して脳梗塞や心筋梗塞が起こりやすくなります。生活習慣病の予防には適度な運動、バランスのとれた栄養、休養、禁煙、節酒などが挙げられます。なかでも運動は健康増進・病気予防があることが実証されており、特に習慣的な運動は血栓をできにくくします。
 それでは運動できない人はどうすればよいのでしょうか? 日常生活の動作の中では横になるより座る、座るより立つ、家事で体を動かすなどこまめな工夫で1日のエネルギー消費量を増やすことができます。
 栄養改善による病気予防も重要です。近年、注目されているのは納豆のネバネバ部分に含まれているたんぱく質分解酵素「ナットウキナーゼ」です。フィブリン(血栓の原因となるたんぱく質)を特異的に分解する性質があります。
 納豆には血液を凝固させるビタミンK2が含まれていますが、ナットウキナーゼではあらかじめ除去されています。従って、血栓症発症後に治療や再発予防のために抗凝固薬、ワルファリンを服用している患者さんでも安心して摂取できます。私たちはワルファリンとの併用に関する安全性試験や、ナットウキナーゼ摂取時の安全性検討試験を厳密に行い、その安全性が確認されました。
 同時にヒトへの効果を検証する臨床試験の結果、「ナットウキナーゼの摂取によって血圧が下がった」「血流が改善した」「エコノミークラス症候群の発症が改善された」などの効能も認められました。また、血液をサラサラにする作用が正常値の範囲内にとどまり、出血が止まりにくくなったり内出血を起こしやすくなったりといったリスクがないこともナットウキナーゼの特長です。さらにはナットウキナーゼは1回の摂取で8〜12時間、血栓溶解効果が持続することも確認しました。
 脳梗塞の発症リスクが1年で最も高い夏を迎えた今、日ごろから生活習慣病の予防に努めると同時にナットウキナーゼを生活に取り入れ、健康習慣を身に付けていただきたいです。

トークセッション

八木 私は血管年齢測定器で測ってみると、実年齢より10歳上の48歳という結果が出ました。健康的な生活を送っているつもりでしたので、実際の自分の体の状態との違いに愕然(がくぜん)としました。小溝さんは発症当時、病気に関する知識はおありでしたか?

小溝 スポーツをやっていたので心臓に不安はなく、血栓症についての知識は少しあった程度です。

八木 発症された時の様子をお聞かせください。

小溝 ある朝、通勤途中の地下鉄構内でだれかにぶつかったような衝撃を感じました。ところが見回しても周りには誰もおらず、自分自身の心臓のショックだったと気づきました。すぐに自分で救急車を呼び、病院に運ばれて処置を受けました。命拾いした理由は①医療の進歩②運が良かった(収容先の病院が駅のすぐ上だった)③ほんのわずかでも知識があった――この三つだと思います。

八木 発症後の生活は?

小溝 肉が好物でしたが、今は野菜と魚中心の食生活に切り替え、登山やゴルフ、ジムなどで体を動かして血液を循環させる努力をしています。

八木 続いて立花さん、発症してから現在までの状況を。

立花 45歳の時に転職した職場で、ストレスや過労などから体調を崩しました。毎日の血圧は上が170以上、下が120以上。医師からは「いつ倒れてもおかしくない」と警告されていたものの、気にかけない生活を続けていたある朝、目覚めとともに激しいめまいに襲われました。視界が上下左右に波打ち、そばにいた妻が病院を手配してくれました。当時は体重が113㌔もありましたので、発症後はスポーツクラブに入会し、10か月かけて85㌔にまで減量しました。現在も降圧剤を服用しています。

八木 宝徳さんはいかがですか?

宝徳 物が二重に見える前兆がありましたが、ある寒い日の朝、洗濯物を干そうとベランダに出た時、激しいめまいを起こして倒れました。冬休みで家にいた子どもたちが出勤していた夫に電話で助けを求め、大学病院へ。脳梗塞を発症しており、点滴治療だけで入院には至りませんでしたが、しばらく頭痛が続きました。

八木 原因に心当たりは?

宝徳 「気分転換」と称してのママ友ランチでビールを飲み過ぎる日々が続き、塩分過多の食事も拍車をかけたと思います。

八木 病気から回復された今、会場の皆さんにアドバイスをお願いします。

小溝 生と死の境目は紙一重。周りに親しい人がいてくれて、正しい知識を持つことで助かる確率はかなり上がると思います。

立花 「自分だけは大丈夫」という思い込みは危険です。血栓症はある日突然、やってくるものです。医師の忠告に素直に耳を傾け、少しずつでも生活習慣を改善していくことが大切だと思います。

宝徳 あの時、もしも私のそばに誰もいてくれなかったら、今ここでこうして皆さんにお話しすることはなかったと思います。発症当時は36歳。「まだまだ若いし、病気になどならない」と思っていましたが、現実の厳しさを身をもって知りました。私の場合、食生活が原因のひとつでしたので、皆さんもまずは食事から見直されてはいかがでしょうか。

http://www.j-nattokinase.org/
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