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 慌ただしかった4月も残りわずか、待ちに待ったGWに突入。過ごし方は人それぞれですが、悩ましいのがお楽しみの後から襲いかかってくる疲労感。この「GW疲れ」から身を守り、楽しい思い出だけを残して日常生活に復帰できるコツを、大阪市立大学健康科学イノベーションセンター所長・渡辺恭良先生に伝授していただきます。

――休み明けに疲れを残さない秘訣(ひけつ)は?
 睡眠と生活リズムの維持です。休みが長くなると起床時間が遅くなりがち。私たちの身体には日内リズムがあります。通常とのずれが1時間程度であれば許容できますが、2時間以上ずれると簡単に元には戻せません。従って、連休中もできるだけ普段の睡眠リズムを保つように心がけてください。海外旅行の時差で崩れてしまった場合は、2~3日かけて1時間ずつ戻していくことをおすすめします。

――食生活で気を付けるポイントは?
 
春先は気温が急激に上がるので、どうしても冷たい飲み物が欲しくなります。しかし、10℃以下の飲食物は体温とのギャップが大きく、消化管全体を冷やします。身体の冷えは免疫系の機能を低下させるため、風邪などの感染症にかかりやすくなります。また、自律神経系の不調にもつながりやすく、睡眠の質が悪くなることも。暑いからといって大量に冷たいものを摂取しないことが大切です。また、食事はバランスを考え、抗疲労成分(※)を含む食材を積極的に摂(と)ること。朝食は抜かず、規則正しい食生活(食事時間・量・質など)を心がけてください。味はもちろん、彩り豊かな盛り付けで五感を楽しませることも効果的です。

※ 抗疲労成分…修復エネルギーを増大させ、「疲れ」をためにくくする栄養素(例:豚ヒレ肉・ウナギなどの「ビタミンB1」、レモンなどの「クエン酸」、サケ・イクラなどの「アスタキサンチン」など)

――UV(紫外線)対策はどうすれば?
 強い紫外線が皮膚にあたると赤くなって熱をもち、だるさを感じることがあります。日焼けすると疲れが増すような気がするのは、それが一因。さらに注意すべきは目から入ってくる紫外線。目の病気の原因となるだけでなく、体内にメラニンを発生させて悪影響を及ぼします。日焼け止めを皮膚に塗るだけでなく、サングラスをかけて紫外線から目を守ることが重要です。

タイプ別! 連休の過ごし方アドバイス