トマトは色、形などさまざまで、日本でも100種類もの品種があります。果皮の色で桃色系と赤色系に大別されますが、最も多く出回っているのが、桃色系の代表「桃太郎」です。

 トマトのすぐれた栄養成分といえば、赤い色素のもとであるリコピンです。昔から「トマトが赤くなると、医者が青くなる」と言われますが、リコピンには強力な抗酸化作用があり、がんや老化防止に効果があると言われています。

 リコピンはカロテノイドの一種で、β(ベータ)カロテンより強い抗酸化作用があるようです。加熱調理をしても効果が損なわれにくいのもメリット。脂溶性なので、オリーブ油や脂質を含む肉類との組み合わせで吸収率がアップします。

 リコピンは完熟するほど増えてくるので、赤みが薄いときは完熟するまで待ってから食べると効果的に摂取できます。熟成を進めるには、2025℃の室内に置いておきましょう。

 またかぜ予防や肌によいビタミンC、貧血予防に働く葉酸も豊富カリウムも多く、体内の余分なナトリウムを排出して、血圧を下げる手助けもしてくれます。

 クエン酸は爽快な酸味をもち、食欲増進の効果があります。疲れて食欲がないときにもおすすめです。

 種のまわりにあるゼリー状の部分には、うまみ成分のグルタミン酸がたっぷり。取り除かずに食べましょう。 

● 重みがあるものは糖度が高い
● ヘタが緑色で、ピンとハリがあると新鮮
● 色むらがなく、赤色の鮮やかなものがおいしい
● ゼリー状の部分にうまみが詰まっている

 23日は常温で保存可能。熟したものはヘタを下にしてビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室へ。

サバ

動脈硬化の予防

 サバにはEPADHAなどのオメガ3脂肪酸が豊富。トマトに多い抗酸化成分のリコピンとともに、血液中の脂質を減らし、動脈硬化の予防に役立つ。

流水でよく洗うか、湯むきして使う

 残留農薬の心配があるので、流水でこすり洗いをするか、皮をむく。熱湯でゆで、表面に亀裂ができたところで水にとると、簡単にむける。

完熟ものがあまったら、スープや煮込み料理に使って

 完熟ものは、長く置くと味が落ちる。あまったらスープや煮込み料理に。

出典:廣田孝子監修「最新決定版 食材事典」(学研 刊)