さやいんげんは、いんげん豆の若いさやの総称です。中国から、僧侶の隠元(いんげん)によりもたらされたため、この名がついたとも言われています。

 鮮やかな緑色はβ(ベータ)カロテンが多く含まれている証拠。抗酸化作用があり、細胞の酸化を防ぐので、美肌やアンチエイジングを心がけている人におすすめです。

 現代人に不足しがちな食物繊維が多く、メタボリックシンドロームをはじめ、各種生活習慣病のリスクを高める脂質異常症の予防に役立ちます。また、体内に数多く存在する酵素の働きを助け、栄養素の代謝に不可欠なマンガンも豊富です。

 そのほか、カルシウムやマグネシウム、カリウムといった各種ミネラル、ビタミンB群の葉酸や、ビタミンKなどがバランスよく含まれています。

● 先がとがっていて、しおれていないものが良品
● 豆のふくらみが小さいものがおいしい
● 新鮮なものはシミや斑点が少ない

 ビニール袋かラップで包み、野菜室で保存すれば1週間はもつ。固めにゆでれば、冷凍保存も可能。

しらす干し

骨を丈夫にする

 さやいんげんは、骨の土台を丈夫にするビタミンKも豊富。カルシウムが多いしらす干しと合わせて。

板ずりしてゆでる

 塩をふり、まな板の上で転がしてうぶ毛を取ると食感がよく、ゆで上がりもきれいに。

出典:廣田孝子監修「最新決定版 食材事典」(学研 刊)