「和」のこころを語るリレー塾
―岩手会場―
(2013年3月2日:読売新聞朝刊岩手県地域面記事より)
法隆寺の大野管長と紺野美沙子さん対談
大槌町でリレー塾
大槌町の中央公民館で1日に開かれた「『和』のこころを語るリレー塾―被災地からの発信―」(法隆寺、読売新聞社主催。大槌町共催)には町民ら約130人が参加し、女優の紺野美沙子さんと法隆寺の大野玄妙管長との対談に耳を傾けた。
大野管長は、日本人は聖徳太子の「和」の精神を受け継いできたとしたうえで、「共通の目標を達成するには、社会の和が必要。仲良くしながら、立派な町を復興してほしい」と語った。
対談に先立ち、紺野さんは宮沢賢治が大槌町で読んだとされる「旅程幻想」などを朗読。母方の祖母が陸前高田市の出身だと披露し、「心の中の風景を大切にしてほしい」と語りかけた。