韓国観光公社「FUN!韓謝祭」-読売新聞

 海外旅行に行きたくても行けない今だからこそ、韓国の魅力に触れて旅気分を味わってもらおうと、韓流映画とトークを楽しむイベント「FUN!韓謝祭」が9月26日、サンケイホールブリーゼ(大阪市北区)で開かれました。韓国観光名誉広報大使を務めるDJ・古家正亨さんの進行で、韓国好きの俳優・吉沢悠さんと女優・堀未央奈さんを迎え、おすすめの観光スポットやグルメなどの話題で盛り上がりました。

  • 新名所も続々!韓国の魅力に触れて旅気分

 冒頭、韓国観光公社大阪支社の偰敬姫(ソル・ギョンヒ)支社長が「両国の交流がさらに活発になることを願ってやみません。来年には自由に旅を楽しめる日が来ることを期待しています」と挨拶。前半のプログラムは、米国にやってきた韓国系移民の家族の絆を描いた映画「ミナリ」の鑑賞会。2021年米アカデミー賞で祖母役のユン・ヨジョンさんが助演女優賞に輝いた話題作に、会場は感動に包まれました。

韓国観光公社「FUN!韓謝祭」-読売新聞

[左]主催者挨拶を行う偰敬姫・韓国観光公社大阪支社長 [右上]定員の4倍を超える申し込みがあったが、新型コロナ対策で席数を制限し、1席ずつ間隔をあけて着席した [右下]観光情報ブースでは、多くの来場者が様々な韓国の観光資料を持ち帰るなど熱心に情報収集していた

 ライブ配信も行った後半のトークショー。映画タイトルの「ミナリ」は「セリ」を意味する韓国語であることから、まず食べ物の話題に。ミナリを使ったサムギョプサル、チヂミ、マッコリの美味しそうな写真が次々と映し出されました。日本ではなじみの薄い食材ですが、実は韓国ではいろんな料理に使われる身近な食材のひとつです。

 韓国料理の美味しさに惹かれ、韓国に興味を持ったという吉沢さん。主演した日韓合作映画「道~白磁の人~」の撮影で韓国に長期滞在した際、言葉が分からず苦労しつつも、韓国人だけの飲み会にひとり参加し、身ぶり手ぶりで意気投合した話など、当時のエピソードを披露しました。共演俳優のペ・スビンさんとは今も交流が続いているそうです。

 堀さんは、お姉さんの影響で韓国に興味を持ち始め、「10代後半からドラマや音楽など韓国文化に〝ドハマり〞している」のだとか。仲の良い女性アイドル、カン・へウォンさんが韓国語を教えてくれ、毎日のようにメールや電話をする仲だと明かしてくれました。

 トーク合間のクイズでは、コロナ期間中に新しくできた済州島と釜山の新名所を紹介。済州島は若者に人気のスポットも増え、堀さんも「いま気になっているエリアのひとつ」とコメント。みかん畑に囲まれたカフェの写真が映し出されると、「おしゃれですね。行ってみたい」と見入っていました。

韓国観光公社「FUN!韓謝祭」-読売新聞

写真の観光名所がある場所を答える3択クイズでは、ゲストも来場者も手をあげて参加した。答えは「済州島」。みかん畑に囲まれたカフェで、コンテナ風の建物が人気だという

 続いてソウルの話題に。吉沢さんは江南(カンナム)、堀さんは「とにかくおしゃれ」とカロスキル(街路樹通り)を、それぞれおすすめエリアに挙げました。郊外での撮影が多かった吉沢さんは、「『都会も経験してみなよ』と共演したスビンさんに誘われて食事に行った」のが江南のレストランで、おしゃれな都会の雰囲気が記憶に残っているそうです。

 「韓国渡航の再開が待ち遠しい」と口をそろえた2人。吉沢さんは「今日知ったことを覚えておいて、もっと交流したい」、堀さんは「いちファンとして、さらに韓国熱が上がりました」と感想を述べ、楽しいトークを締めくくりました。

韓国観光公社「FUN!韓謝祭」-読売新聞

[左]高層ビルが建ち並ぶ江南(カンナム)の夜景 [右上]ミナリ(セリの意)をのせたサムギョプサル。ミナリは韓国でよく食される [右下]おしゃれなショップで買い物が楽しめるカロスキル(街路樹通り)

チムジルバン(サウナ)
撮影が続くと体の疲れも出てくるので、汗を流して疲れを癒やしたいと、何か所か行きました。共演者と一緒に入ったのも、いい思い出です。そこからサウナにハマりましたね。

よしざわ・ひさし/日韓合作映画「道~白磁の人~」(2012年)に主演。映画「アイアムアヒーロー」(16年)では大規模な韓国ロケに参加。

弘大(ホンデ)エリア
若者が安くておしゃれな服を買える町、ソウル・弘大(ホンデ)にお気に入りのお店があります。入口がかわいくて魅力的。必ず訪れて、2階建ての店内を1時間ぐらいかけて周り、いっぱい洋服を買っています。

ほり・みおな/乃木坂46を今年3月に卒業し、7月には人気韓国ブランドとの初コラボレーションを発表。プライベートでも韓国をよく訪れる。

チャドルパギ
薄切り牛肉のことで、炭や鉄板で味わう焼肉として人気があります。軟骨っぽい脂の食感が格別で、テンジャン(みそ)チゲに入れて食べるとたまりません。穴場のソウル・三角地(サムガクチ)エリアでぜひ。

ふるや・まさゆき/韓国大衆文化ジャーナリスト。日本にK-POPを紹介した第一人者といわれる。2008年より韓国観光名誉広報大使。

2021年10月28日 読売新聞朝刊(大阪本社版)掲載