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 通販大手の巨大な流通センターで、ローラーコンベヤーが膨大な量の商品を素早く正確に仕分けし、搬送していく。活躍するのは、伊東電機の搬送システム「id‐PAC」だ。

 「id‐PAC」の強みは、自由にレイアウトを変えられること。ローラーを複数本組み合わせたユニットが、直進、分岐、昇降など必要な動きごとに用意されており、それをブロックのようにつなげば、搬送ラインが完成する。1つのモーターがすべてのローラーを動かしていた従来の構造を抜本的に見直し、各ユニットにモーター内蔵ローラーを組み込むことで実現した。センサーで動きを検知し、不具合の発見などに生かす「頭脳」を搭載しているのが特長だ。的場は、その「頭脳」の開発・改良に携わる。

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 大学でプログラミングを多少学んだものの、制御設計の仕事は的場の専門外。配属当初は用語の意味すら分からず、勉強と質問の繰り返しだった。「失敗してはいけない」との思いから、会議でももっぱら聞き役に回り、「言われたことをできるように」励む日々。そんな的場を変えたのは、「おまえの失敗ぐらい俺が責任をとる。どんどんやれよ」という上司の言葉だった。以来、上司にも意見し、会議でも積極的にアイデアを出すようになった。

 的場が今取り組むのが、id‐PACのビッグデータを活用した、不具合の未然防止プログラムの開発だ。「収集したビッグデータをもとに不具合が起きやすい状況を解析し、その状況を自動で改善できれば、不具合自体を未然に防げるのではないか」という的場の意見がきっかけだった。作業効率を高め、人手不足に悩む現場の負担を軽くする試みに、周囲の期待も大きい。

 伊東電機は、コンベヤー駆動用モーターローラーで世界シェア50%を誇るが、今回の開発で、単品だけでなくシステム全体の最適化が可能となる。世界へ伊東電機のソリューション発信を目指し、的場の挑戦は続く。

2021年1月26日 読売新聞朝刊(大阪本社版)掲載

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的場 東望也 (制御開発部)

 伊東電機は展示会を頻繁に開いていて、開発系の社員も参加しています。普段はお客様と対面することがないだけに、自作のプログラムに対する生の声を聞ける機会は貴重。すごく励みになり、気持ちも奮い立ちます。社歴にかかわらず様々なことに挑戦させてくれるので、意欲的な人に向いている職場だと思います。休日の楽しみは社内の野球部での活動です。残念ながらコロナ禍で試合が減ってしまった分、最近はゴルフにはまっています。

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世界シェア50%。進化続けるモーター技術

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 伊東電機は1946年の創業以来、小型モーター技術を核とし、オリジナル製品を作り続けている。75年発売のコンベヤ駆動モーターローラー(商品名:パワーモーラ)は進化を遂げ、今では世界シェア50%を獲得。ニッチ分野で世界市場との競争を勝ち抜く優良企業として、経産省の「2020年版グローバルニッチトップ企業100選」にも選ばれた。独自のモーター技術と制御・ソフトウェア技術で、人材確保に悩む世界中の生産工場、物流センターの自動化に貢献している。

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