◆主催/学校法人 松蔭女子学院 ◆後援/神戸市、神戸市教育委員会、読売新聞大阪本社広告局
主催者あいさつ
郡司 隆男 (神戸松蔭女子学院大学学長) 豊かな感性育てる
基調講演
![]() 大阪・岸和田市生まれ。東京、パリ、ローマ、上海、ソウル、台北などで数々のコレクションを発表してきた。1997年第15回毎日ファッション大賞、2001年には大阪芸術賞を受賞。11年にはファッションと絵画・書画の展覧会をパリで開催した。
良い環境で“自分磨き”を 私たちコシノ3姉妹が世に知られるようになったことは、女手一つで育ててくれたおかあちゃん抜きに語ることはできません。岸和田市内で洋装店を営んでいたおかあちゃんは、発想が面白くて豪放磊落な反面、商売人としての感覚やクリエイティブ精神、美意識が共存している、そんな人でした。教育方針について聞かれると「ほったらかしですねん!」が口癖でした。ミシンを踏むおかあちゃんの背中を見て育ちましたから、私たち姉妹は子どものころから自主性が身についたように思います。 コシノ家では、日常生活の中に常にキリスト教の信仰が息づいていました。ファッションデザイナーは毎年、何百着もの服をデザインし、かなりのエネルギーを使う仕事です。逆境や試練も数多くあり、「もう私はダメや・・・」と落ち込んだこともありました。でも、その度に「神様は試練を与えるが、とことんまでは落とさない。それを乗り越えた時に自分が成長できるための試練なのだ」と考えてきました。東日本大震災で私たちはたくさんのものを失いましたが、家族の絆や日本人の素晴らしさなど大切なことも学びました。この試練を乗り越えると、もっと素晴らしい未来が待っている、と信じています。 私の美意識の原点は祖父の存在です。色々な場所に遊びに連れて行ってくれ、絵を描く面白さに目覚めさせてくれたおかげで、私独自のセンスやクリエイティブ精神が養われました。環境は人間形成の過程で大きな影響を及ぼします。ですから今の若い人たちも、よりよい教育環境の中で学び、"自分らしさ"を磨いてほしいです。自分の個性をよく理解すると同時に、周りもそれを理解することは成熟した社会の証しです。洋服も自分からのメッセージであり、考え方、生き方、まさに個性そのものです。私自身も、一人ひとりが主張を持っておしゃれができ、気持ちが豊かになるデザインの服を提供し続けていきたいと思います。 パネルディスカッション
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